うたらぼ

教えて!ヒロ先生「先輩、音が、取れないんです。#3」

松原ヒロ コーラス, 楽曲制作, 演奏, 発声, 編曲, #アカペラ, #イヤートレーニング, #固定ド, #教えて!ヒロ先生, #松原ヒロ, #理論, #相対音感, #移動ド, #絶対音感,

こんにちは!松原ヒロです。

前回、それぞれのワードの説明をしました!

ここで1つ気をつけて欲しいのは、

移動ド固定ド敵対関係にあるものではないよー!ということです。

「名前も似てるし2つだし、どちらかしか使うべきではないのかな?」など思ってしまうかもしれないのですが、そんなことはないんです。
2つともツールとして使えるのが理想です☆

その辺りを、整理していきましょう!

階名

また新しい言葉を使ってしまうのですが、移動ドは正式には階名と呼ばれるもの。

1オクターブ内の12音の、どれか1つが基準音として「僕がドになります!」と名乗りをあげ、「そして君はレ!その次の君はミ!」と、それぞれの音に名前をつけていったものです。

音名

それに対して、固定ドは正式には音名となります。

前回も説明しましたが、調性に関わらず、その音の高さのものはこれ!と定めて読む、そういったものです。

そして実は、

音名というのは言語によって違うんですね。

「あれ?ドレミ…ってイタリア語なんだ。」
「ん?でもドレミって『階名』なんだよな…!?」

と、徐々に混乱しているかもしれません。苦笑

ここは歴史の流れの話になります。

まず、ドレミ…は「階名」として、用いられるようになりました。つまりこの段階では、基準音が時と場合によって違っているわけです。

そして、イタリアでは、そのうちにピアノのこの音。

ここから始まるドレミ…を、

そのまま「音名」にして、固定して使うようになった。

ということなんですね。

それが、日本にも伝わってきて、いろは…より一般的になった。

という流れが、あるんですね。

さて、そんなイタリアですが、固定された「音名」としてドレミ…を使う代わりに、「階名」は別のものを使うようになりました。
詳しい説明は省きますが、とにかく

音名と階名、2つをしっかりと分けて考えている

ということです。
他の国もすべからくそうなっています。

んが!!!

日本は、「音名」も「階名」も、ドレミ…を使うことが一般になってきてしまったんですね…!

これが混乱を招いているところです。

ただ、ポピュラー音楽をやる方にとっては、コード名を示す際など、英語式のA、B、C…で表す機会が多いです。ここではそれに習って、音名は英語式で表現することにします。

ということで、前回の譜面の復習!


ちらは、階名では

Do Re Mi Re Do

となって、音名では

F G A G F

となるわけです!

さて、この

移動ド=階名

固定ド=音名

が、普段から区別して使えるようにすると、
練習や楽譜の理解が早くなるのに役に立ちます。

特に和音の名前などは、
ABC…で表現することがほとんどなので、
リンクしてきますよね。

この機会に、英語式の音名に慣れておくと良いと思います☆

それでは次回もお楽しみに!Have a good harmony☆

松原ヒロ

スタジオ オトナポリタン代表。作編曲家、シンガー、ボイスパーカッション奏者。筑波大学、バークリー音楽大学卒業。コーラスグループNagieLaneのメンバーとして活動。 2014年よりエレベートミュージックエンターテイメント「うたハモ!アカペラピース」シリーズのアレンジ、レコーディングディレクションを担当している

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