うたらぼ

無課金リモートアカペラチャレンジその1~行程~

坂田裕介 クリエイティブ, 便利ツール, #DTM, #ミックス, #リモートアカペラ, #レコーディング, #無課金,

皆様はじめまして。
立教大学アカペラサークルえどむらさきOBの坂田裕介です。

この記事ではコロナ禍で流行していたリモートアカペラを無課金でやる方法や
流れについて紹介していきたいと思います。
少しでも皆様のアカペラライフを楽しくできたらと思っているので、
よろしくお願い致します!!

まず、実際に無課金で制作した動画をご覧ください。

この動画は録音・映像撮影・編集まで無課金で行いました。
(メンバー含)
この動画を制作する上でとった流れや、そこで感じたことなどを踏まえ、
記事を書いていきたいと思います。

というわけでこの記事ではまず、
リモートアカペラの行程を五つにまとめました
おおよそこのような流れで企画を進めることになると思います。

どんなルール・方法で行なったか気になる方は、
こちらの動画をご覧ください。
(えらくナレーションのテンションが低くて今となっては恥ずかしい)

訂正事項としては、
動画編集ソフトFinal Cut Pro X90日間無料で使えるので無課金でした。
(動画公開後に知りました…)

ちなみに今回記事にまとめている内容は
こちらの動画でも話しています。

選曲・楽曲制作

公開したいのか楽しみたいのかで変わる選曲

あまり詳細は必要ないかもしれませんが、まずは選曲・(作詞作曲)編曲。
(選曲以外の部分は外部委託もあり)
界隈内、界隈外、どこにリーチしたいのか、
そもそも公開するのかといった企画部分も擦り合わせておきましょう。

長く活動しているグループだったらよく歌っている楽曲を音源や映像として
手元に残す目的や、今まで聴いてくれたお客さんに向けて制作したり、
まだ見ぬ人々へリーチしたい場合は流行の楽曲や奇抜な企画を考えたり。

極論ライブでは体力や技術、息継ぎ的に不可能なこともできてしまうし、
一人二パート入れて複雑なアレンジに挑戦したりもできるので、
折角だから普段できないことに挑戦するのも楽しいかもしれません。

ただし!

モチベーションの擦り合わせが重要

これは企画立ち上げ段階から実作業へと移る前にしっかり行いたいです。

メンバーのモチベーションを間違え、
チャレンジングな企画にしたとしましょう。
すると音録り(個人練)やレコーディングで停滞が発生する恐れがあります。
なにせメンバーと一回も会わずに作品をリリースできる企画です。
メンバーの自己責任が成立を左右するのは自明…
仮に多少無理やり巻き込んだメンバーがいた場合、
負担の軽減や、スケジュールのゆとりなど、
プロデューサーが全体を上手くコントロールして、
最後までみんなで楽しく企画運営できるよう心がけたいですね。

レコーディング

iPhoneにはGarageBand、純正マイクという強い味方がいる

僕が行なった企画ではメンバー全員がiPhoneだったため、
僕含め宅録機材を持っているメンバーも含めiPhone×GarageBand縛り
レコーディングを行いました。

僕は普段ゴリゴリの廃課金野郎(?)なので、家はこんな感じ

腰を痛めたくないため椅子にまでも課金しています。
マイクも5、6本持ってる気がする。
後ろのカレンダーは完全に隠れているので日程確認には1ミリも役に立っていません。猫は癒し。

自分はそんな感じだったのでiPhoneマイクなぁ〜と懐疑的でしたが、
使ってみてびっくり。全然いけるやん…
録音環境や録音レベル設定、マイキング等、
気をつけるところをちゃんとやれば「これ無課金かよ」なクオリティに
できることがわかりました。
※強いて挙げるなら低音の録音がネックです。
 リズム隊が課金できると正直とても強い

GarageBandも部分録りできるし、midi聴きながら録音できるし、
バックグラウンド再生もできるからmidiをループ再生して音とりできるし、
無料アプリとは思えぬクオリティを発揮してくれました。
iPhoneユーザーの皆様は一旦純正マイクとGarageBandで問題ないと思います

勿論課金できるメンバー(ないし課金済みの大きなお友達諸君)は
どんどんしちゃっていいと思います。
共に沼へと沈んでいきましょう。

Androidなんですけど?記事読んだ時間返せ?

という皆様。まずは武器を捨ててください。私は無実です。
今回Androidに関しても調べてみました。
持っているわけではないので詳細までは説明することが難しいですが、
参考になれば幸いです。

GarageBand⇨Zenbeats
iPhoneマイク⇨旧式iPhoneマイクをメンバーから借りる


二個目はメンバー全員が断捨離魔神だと難しいですが…
スマホに何も挿さずに録音するとどうしてもノイズが乗り
クオリティを上げにくいです。
(歌声のボリュームを上げる時にノイズも一緒に持ち上がってしまう)


Zenbeatsは安心のローランド製品。
現在ローランドとググるとホストの帝王がファーストチョイスされますが、
日本が世界に誇る電子楽器メーカーRolandのDAWです。
パソコンも使えるしiPhone・Android問わず使用可能。
使っている人がまだいかんせん少ないので、使い方を調べるのに
少し苦労するとは思いますが、アカペラの録音には充分だと思います。
midiデータのインポートも可能とのことです。

レコーディングは二周以上がオススメ

レコーディングに周回?
とピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、
全員の録音が終わった段階で各々のスマートフォンにデータを入れたら、
ダイナミクスや歌唱表現といったニュアンスのすり合わせをしましょう。
(勿論モチベーションの高い企画の話)

その上で自分が録り直した方がいい(他の人に合わせたほうがいい)
箇所を再録音する。
(突き詰めるとすべてのテイクが同じ日に録音されたものであるべくだけど)

正直リモートアカペラは個人スキル・グループのレベル向上
とても向いていると思います。
真面目にやればやるほどガンガン技術が上がるので、
来年度のコンペに向けて差をつけたいグループの皆様
特にオススメします。

ミキシング

ミキシングって何?

ここではざっくりと
「全員の声を一つの楽曲にまとめ上げる作業」としましょう。

・トリミング(歌ってない箇所をカットしたりノイズを目立たなくしたり)
・音量調整
・パンニング(真ん中以外から音が聞こえるようにする。左右とか)
・リバーブをかけてみる

などなど色々なことをするわけですが…

難しい!!正解がわからない!!

そんな行程なので、外部に委託するのはアリだと思います。
課金しどころです。
I LOVE…の場合は僕がミックスを担当しました。

Logic Pro XというDAW(Digital Audio Workstation)が
90日間無料で使用できるので、こちらを使用しています
(僕が普段から使用していて慣れているというのもあります)

こちらMacで使えるDAWなので、そうでない方は、
Studio One Primeあたりがオススメ。

(PCを誰も持っていない場合はGarageBandやZenbeatsで頑張るのも手)

映像撮影

ここからは任意

ミキシングが終了し、音源が完成!!
ここで終わりでも全くもって間違いじゃありません。
個人の思い出としての制作であれば音源でも充分だと思います。

SNS上にアップロードして第三者に見て欲しい!!
と総意がとれているグループのための行程です。

スマホのカメラって偉大

私事で恐縮ですがiPhone12Proを先日購入しました。
その前がiPhone8だったのでクオリティの差に驚愕しました。
スマホすごい。文明。

YouTube文化の発展で数年前と比較すると
圧倒的に高画質な動画が当たり前になっていますが、
一先ずはスマホのカメラで良いのではないでしょうか。

バズりたい、何度も見て欲しい、という気持ちが強いグループは、
おそらくメンバーの中にハイクオリティなカメラを所持している方が
いらっしゃると思うので、その方主導で攻めてみましょう。

また、撮影前に完成形をしっかりイメージして臨みましょう。
リモートアカペラの王道、コンデンサーマイクを立てたコマ割りなのか、
一手間かけてMV風の動画を撮影するのか、
DAWの作業画面のスクリーンショットにしてしまうのか。

自分がやってみた結果
コマ割りの場合に決めておいた方がいいと感じた事柄は、

・背景
・角度
・カメラを縦にするか横にするか
・大まかな縮尺(バストアップ、全身、顔だけなど)

あたりでしょうか。

映像編集

こだわり次第で選択肢沢山

集まった素材を一つにまとめ上げ、映像を完成させます。
今回はFinal Cut Proが90日間無料ということで使用しています。
Appleの場合iMovieが無料ソフトとしてMac、iPhone問わず付属してますが、
僕が以前使用した際は画面をコマ割りする時に面倒な印象でした。
(二画面までしかできず、それ以上は一旦動画を書き出す必要があった)

カット割があるかどうかだったり、構図の変化だったり、
楽曲の編曲同様、多くの方に見て頂きたい場合は
飽きない工夫をしたくなる行程ですね。

色味とか難しいですよね、僕よくわかりません

正直映像の撮影・編集知識が全くない中でやってみたのですが、
色味(明るさ)を整えようとFinal Cut Proを弄ってたら
驚きの白さみたいな映像になってしまいました。
機材同様、もともと課金しているメンバーがいるとスムーズですね。
最早グループの企画でない場合は人選の段階でそこを意識してもいいかも..


今回の記事は以上になります!!
次回から、僕がYouTubeに投下した動画を使用しながら、
主に音楽周りの行程の解説を行いたいと思います。
よければ読んでやってください!それでは!

坂田裕介

もっと見る