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無課金リモートアカペラチャレンジその8~iPhoneでミックスしてみた~

坂田裕介 クリエイティブ, 便利ツール, #DTM, #ミックス, #リモートアカペラ, #レコーディング, #無課金,

皆様こんにちは。
毎日更新してきましたが、一旦ラストとします。
(まだ動画がない…)
ミックスについて一切言及せずにラスト、は些か無責任すぎるということで、
iPhone GarageBandでのミックスの様子を動画にしました。

真剣にというより、機能を確認しながら探り探りなのですが、
機能紹介や考え方の参考になれば幸いです。

ミックスを始める前の作業

トラック名の変更

地味に大事です。誰がどこにいるかすぐわかった方が絶対いいです。

トラックの並び替え

意外と簡単にできます

トラック分け

同じ人間でもリードボーカルを回していたり、パートチェンジしていたり、
異なる処理をすることが予想されるトラックは分割して
新規トラックを立ち上げましょう。後々楽です。
(データ共有側が最初から分けて録音、データ送信するのも◎)
(ミックスする側が楽譜を見ながらレコーディング前に指定してあげても◎)


作業開始

曲を流しながらざっくり調整していく

まずは音量バランスやパンニングから初めてざっくりバランスをとってみます

パンニング(音を左から聴こえさせたり右から聴こえさせたりするアレ)は
好みが分かれる要素の一つだと思います。
例えば二人字ハモの時にボーカルは真ん中でハモりが右側から聴こえるのが
嫌いな人はいると思います。
コーラスを思い切り左右に広げるのが好きな人もいれば、控えめの人も。
個人的には楽曲全体にある程度広がりがあった方が聴いていて気持ちいいです。

リズム隊を触ってみる

ソロ再生もやり方が分かれる部分だと思います。
常に全体を聴きながら調整する方針のミキシングエンジニアの方もいれば、
特定のパート同士のバランスを見極めて調整する方も。
最終的には全体で確認していい感じなら、やりやすい形でOKだと思います。
僕はだいたいリードボーカル・リズム隊はコーラスよりも先に調整します。

マスターエフェクトって何

トラックごとにインサート(挿入)するリバーブ・ディレイの類とは異なり、
全パート共通のエフェクトですね。

エコーとリバーブがあり、設定したエコー・リバーブは全パートで使用できます
リバーブの目的の一つとしてある「同じ空間で演奏している感の演出」する
処理を行うことができますね。
(例:マスターエフェクトのリバーブでLargeHallを選択すると、
  全パートにLargeHallをかけることが可能(マスターエフェクトの摘みより)
  全パートにかければ、みんなで大きなホール(LargeHall)で演奏している
  かのような残響を得ることができる。
  ただし低音にかかりすぎると、ぼわっとして後々悪さすることもあるので
  注意が必要です                           )

プラグインとEQ

トラック毎に様々なプラグインをインサートし音を作り込むことができます。
触ってみてわかりましたが、かなり細かいところまでいけます。

編集ボタンを押すとプラグインを増やしたり減らしたりできる

トラックリバーブ

トラック毎についている方のリバーブです。

VISUAL EQ

EQ(音域ごとの音量調整とでも言いましょうか)を視覚的に調整可能です

OVERDRIVE

歪み具合の調整です。
全体で聴いた時にぼやっとしてしまったトラックに薄くかけるという技も。
同じオーディオデータを二つ貼って、片方にめっちゃかけて音量調整
という小技もあります(DRY/WETノブがないため)

迷走し始めた気がしたのでソロ再生する

全体と馴染まなくなっちゃうこともあるので注意です

リードボーカルとリズム隊の三パートのコンビネーション

“リードボーカルはリズム隊” byぴより(BOSS)2014年の名言(?)
僕もコーラスを除いた3パートのサウンドで軸を作るのが好きなので、
音作りやビート調整をミックスで行う際によく3パートで聴きます。

リードボーカルの調整に入ってみる

リードボーカルは歌モノの主役ですから。

コーラスパートの調整へ

コーラスのコンプレッサーはそれなりに強気でもいい気がしている

ぶっちゃけた話

個人的にはトップコーラスのサウンド感さえしっかり詰めればどうにかなる
(ラフミックスの話です、一応)
最初のうちは触れば触るほど迷走するので、そういうやり方もありかも…

再びリバーブが気になってきた男

リバーブのかかり具合がここにきて気になり再調整。
リアルタイムで調整するPAと違って、
時間を巻き戻して何度でもやり直せるのがこのご時世のミックス。
気になるところはどんどんやり直しちゃいましょう。

オートメーション機能を使う

以前紹介しましたが、トラックの途中で音量を変更できるのを使い、
ベースが字ハモを歌っている箇所のフェーダーを下げてみます。
(「トラック分け損ねただけだろ」とか言うな)

三度、Delayへと引き返す男

またもや引き返す。

ノイズを発見

頭から音源を再生した時にノイズを発見しました。
こういう「最初は気づかなかったノイズを後から発見」することはよくあります
簡単な話で、コンプなど全体の音量を持ち上げたことでノイズも音量アップ。
今まで気づかなかったのに気になる音量になったのです。
新しいテレビを買い換えたら出演している方の肌の質感が目立つ的な
(考えうる最低のたとえ)

ノイズゲートのかけすぎで欲しい音も消えたりする

ボーカルが繊細に表現してくれてたのにノイズゲートのせいで言葉が消える悪夢
対処していきます

パンの好みが変わる男

今のパンニングが違う気がしてきました。優柔不断かよ。そうです。

全体を確認しながら気になるところを調整

ベース調整

簡易コンプレッサーを使ってみます。結構お手軽です。

プリセットはアカペラに有効か?

パーカスにDrumのプリセット合うんじゃね?

実験結果はこちら。



というわけで長くなりましたが、
iPhoneでミックスしてみました。
ざっくり機能紹介をしながらでしたが、結構色々できますね。
(これで充分かも…?)

すぐに更新するのが難しいかもしれませんが、
Logic Pro Xでどんな処理を行ったのかも紹介できたらと思っています。
ここまで読んでくださった皆様、お付き合いありがとうございました。
リモートアカペラは対面アカペラとはやっぱり別物ではありますが、
また違った楽しさがあると思うので、みんなでそれを見つけていきましょう。

それではいつかまた!!

坂田裕介

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